メリットは「ALCの特徴」の項と大体重複しますのでこの項では
サイト主旨である『ALC改修』の面から、みてみたいと思います。
1. 改修できる建材としての魅力
ALCは無機質原料により製造された建材で経年劣化の観点からしても素材安定性の高い製品といえます。勿論、完全無比なものでもありませんのでALCにも欠点はあります(詳しくは次項以後)。しかし、その欠点も適正な処理を行うことで補うことができ、改修適合性をも有した建材と言えます。
また、改修という考えは現代社会・自然環境にとても重要なキーワードとなりました。〜スクラップアンドビルド〜の考えがバブルと共にはじけ、環境保全・資源再生がベースとなる現代建築において「既存外壁を再利用、再生後はさらに数十年の使用に耐えさせるものづくり」、40年も昔に日本に来たALCは今また最先端の改修適応材料として評価できる魅力の建材といえます。
2.定番商品の長期供給は版交換時に威力発揮
よく新築の時、設計・元請さん、私達業者もお客様のために新製品、お得なキャンペーン製品など施主に紹介します。施主の要望を取りいえる時でも出来る限り性能・デザイン・耐久性能などの面から今を意識し選考することが多いことでしょう。しかし、毎年数多く世に出る新製品、輸入製品も数えたら大変な商品種数になります。外壁改修を考えなければならない平均築齢10〜15年後、何品種残っていることでしょう?全面張替えでは問題ありませんが、一部張替えで直ると言われても、すでに生産中止・新色がでて前色は在庫のみ、な んてことも現実にあります。その点においてALCは製造技術・工程・コストの問題かメーカーのポリシー?かは知りませんが奇抜なデザインや新種ラッシュが思いのほか少ない製品です。20年前の品種が今でも新種同様製造され続けられおり手軽に購入できるのです。これは改修時の費用対効果に非常に大きなポイントとなります。
3.多彩な美観改修が可能
意外と知られていませんが、ALCにはかなり幅広い改修方法があります。ご存知のとおり材料そのものは無塗装版ですので改修の度に表面塗装の色、パターン、品質を変えることが出来ます。また、塗装のかわりに、本物のタイルやレンガを張ることも出来ます(専門に開発された乾式工法です)。さらに、既存のALCを貫通し躯体そのものから受け材を出し押出成形パネルを被覆する断熱性向上が見込めるものや金属サイディングなどを被覆施工し改修外壁全体の軽量化を考えた工法などさまざま。表面形状・色彩・機能向上など多彩で改修後一見ではALCと判別できないほど多岐に渡ります。
4.「強度回復」というキーワードに注目
RC建造物以外、窯業系・金属系サイディング、タイル張りなどの改修記事で「強度回復」というワードをあまりみません。張替え・塗替えが基本の外壁改修においてALCは表面の脆弱層処理・内部鉄筋の防錆処理など非耐力壁でありながらRCの大規模改修などで行われる「強度回復」(ALC専用のリフレッシュ工法で使用される薬剤や補修材等に製造メーカー独自技術・改修システム)が可能な建材なのです。
**********ページ文頭に戻る**
|