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ALCには前項に記した通りサイディングに比べれば少ないですが
バラエティに富んだいくつかのの品種があります。これらを『 改修 』
を基準に分ける場合、ポイントになるのがALCの板の厚みです。
ALC 厚み35mm版 ALCは取り付ける際、C型鋼や木材の下地胴縁を必要とする俗に薄物(35、37、50mm)と呼ばれる版材と国家資格ALCパネル施工技能士を長とする専門施工業者が自らL型鋼などの補強材を工法基準に従い取り付ける厚物(100、120、125、150、200mm)に2分されます。
ALC 厚み100mm版 薄物は主に戸建住宅や共同住宅などに、厚物は中低層のテナントビルや工場・倉庫から高層ビルにいたるまでの大型建物に多く採用されています。実はこの下地材と工法の違いで改修も劣化の度合いによっては大きく左右されることになります。この二つを詳しく見てみましょう。
薄物の改修現場 ALCの薄物の場合、内装材と外壁の間に胴縁があることで、直接内壁との接点がありません。これが何を意味するかというと、仮に調査結果で補修が無理なほどALCが劣化していたと確認されたとき、内装を壊さずにALC本体のみを取り外し張り替えることができる事を意味します。(下地胴縁が木朽菌やシロアリなど損傷を受けている場合は別)版取替え時に内装に手を加えないで改修が可能だということはローコスト・工期短縮に直接つながります。
一方、ALCの厚物の場合、補修で済む場合と張替えでは、天と地ほどのコストと工事日程に差が出ます。
厚物の現場内壁 特に改修対象となる築年齢を迎える物件は旧工法(挿入筋工法)時代のものがほとんどですので、当時の内装のおさめ方、〜ALCの内側に接着剤(GL工法など)で直接内装ボード材を張り付ける〜が一般的でした。したがって、外壁のALCを剥がそうとすると部屋の内壁も一緒に剥がしてしまうことになるのです。工事期間中当然住んでいられませんし電気配線やALC補強アングル・補強バーにアンカー溶接されて設置されている窓・ドアまで少なからず影響がでます。屋上がある場合などはもっとたいへんです。屋上の防水シートがALCの内側に直接着いている場合があるからです。外壁だけ取り替えるつもりで動かし始めると防水まで切れてしまい防水工事もやり直しなんてことにもなります。もうお分かりでしょう。ALC厚物の改修のコツは内部劣化に進行する前の段階、表面補修改修で済むレベルでの継続的メンテナンスの実行。これに尽きます。
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